Optimus Novaの火力が弱くなってきたので掃除してみました。灯油を燃料にしている事もあり煤が多いのでホワイトガソリンなどを利用している場合と比べて頻繁に掃除しないといけないようです。ホワイトガソリン使った事ないけど。
Optimus Novaをメンテナンスしてみた
メンテナンスキットなる物を用意したけど、今回は利用せず。Oリングやグリスアップも必要なさそうだったので。消耗品達はそれほど神経質になる必要はなさそう。新品買った時の付属品もOリングやフューエルフィルターなど付いてますし。
ノズルのクリーニング
燃焼不良の一番の原因はノズルの詰まりによるものです。使用前には必ずマ
ルチツールを使ってノズルのクリーニングをおこなってください。これでも燃焼が不安定な場合はバーナープレートを外してノズルとクリーニングニードルを一旦取り外し、アルコール等を使ってノズルの内面とクリーニングニードルの表面をきれいに掃除してください。長期間使用しているとノズルの内面にススが付着してガスの流れを妨げることがあります。
https://www.star-corp.co.jp/pd-manual/nova.pdf
マルチツールでノズルのクリーニングが出来てるのか、そこはかとなく不安がありながらも使ってたOptimus Nova。調子が悪くなったので、ノズルのクリーニングを実施してみました。
バーナープレートを取り外して付属のマルチツールで外してみました。煤が着いてる感じは全くしない上に目で見てわかるレベルでは穴は貫通しているように見えました。ブレーキクリーナーとかで吹いても良かったけど、無水エタノールで浸して掃除しときました。この後ガタガタと作業している時にクリーニングニードルがテーブルの隙間から落ちて探し回ってたのは内緒です。
スピンドルの溝のクリーニング
ノズルのクリーニングをしても燃焼が改善されない場合、スピンドルの先端の燃料が流れる3本の溝が詰まっている可能性があります。以下の要領でクリーニングをおこなってください。
https://www.star-corp.co.jp/pd-manual/nova.pdf
①コントロールバルブを左に回しながらマルチツールを使って 6 角のスピンドルナットを左に回してください。スピンドルを取り外します。
②スピンドルの先端に縦 3 本の溝が走っているので、これらの溝を爪等で擦ってください。この時、先端のネジ山を傷つけないように注意してください。
③スピンドルを差し込み、コントロールバルブを右に回しながらスピンドルナットを右に回して再びスピンドルを取り付けてください。
スピンドルってどこやねん…と思いながらコントロールバルブを外してみる。
「先端の縦3本の溝」ってどこやねん。全然走ってないように見えるのはおいらだけでしょうか。とりあえず、焼き付きで色が変わっているだけなので、アルコールで拭いて戻しました。この項目に関係ないけど、このマルチツールだけでOptimus Novaをばらせるのは便利なんですが、外したクリーニングニードルとノズルを戻すのにピンセット使ったけど、手でも戻せるのかな。野外でばらした時が心配です。
O-リングの点検
スピンドルの O-リングが正常な状態であることはとても重要です。定期的にスピンドルを取り外して O-リングを点検する習慣をつけてください。O-リングは消耗品です。ひび割れ等破損が発生したら速やかに交換してください。
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フューエルホースの先端にも O-リングが付いています。この O-リングが破損していると燃料漏れの原因になります。使用毎に O-リングの点検をおこない、定期的に付属のルブリカント(潤滑油)を差してください。
冬場の寒冷下では材質の特性上 O-リングが硬化してひび割れが起こりやすくなります。
寒冷地で使用する時は事前に新しい O-リングに交換し、念のために予備のOーリングを携行されることをおすすめします。
こっち側(どっち?)は全部バラしてみたの図。なんか全体的に少し汚れているだけで、特に不具合はなさそうな感じでした。となるとあっち側(ボトル側)をばらしてみる必要が出てきました。
フューエルフィルターの交換
上記のお手入れをしても燃焼に問題がある場合は、フューエルフィルターが詰まっている可能性があります。フューエルフィルターは燃料吸入ホース先端の
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金色をしたフィルターホルダーの中に装着されています。フューエルフィルターは燃料に含まれる不純物を取り除くと同時に吸い上げる燃料の量を制御す
る役割をするパーツです。品質の悪い燃料を使用すると詰まりやすくなりますので必要に応じて以下の要領で交換してください。
①燃料吸入ホース先端のフィルターホルダーを左に回して取り外してください。
②ホルダー内部に取り付けられているフューエルフィルターを外側から細い棒等を使って押し出してください。
③フューエルホルダーの内部をきれいに掃除した後、新しいフューエルフィルターを差し込んでください。
④フューエルホルダーをフューエルポンプの先端に当て右に回して取りつけてください。
屋外で急にフューエルフィルターが詰まってしまい交換用のフューエルフィルターを持ち合わせていない場合等、一時的にフューエルフィルターを装着しない状
態でも使用することができます。この場合燃料の供給量が多過ぎて燃焼状態が通常よりも赤い炎でススが出やすくなります。
ホワイトガソリンは比較的安定した燃焼が得られますが、灯油や軽油は不完全燃焼を起こしやすくなることを認識した上で使用してください。あくまでも緊急時の応急的な使用ですので出来るだけ早く新しいフューエルフィルターを取りつけてください。
火力が安定しないので、フューエルフィルターなるものを確認してみました。写真の白いやつが元々付いていたフィルターで、外れなかったので千枚通し的なツールでつんつんしてたら砕けました(汗。左の写真の真ん中のやつが付属品についてた金属板フューエルフィルターです。交換して今回の清掃という名の分解は完了。
ポンプ革パッキンのお手入れ
ポンピングしてもスカスカと抵抗が感じられない時は革パッキンが収縮しています。ポンプロッドをポンプシャフトから取り出し、先端の革パッキンに付属のルブリカント(潤滑油)を差して指で広げてください。付属のルブリカント(潤滑油)がお手元にない場合はバターや食用油等を緊急用として使用することもできます。
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ポンプの皮パッキンは今回保留で。決してバラすのが面倒だったのではな(ry。
雑感
思い付きで始めた今回のOPTIMUS NOVAの清掃。初めて使っているので色々と「こんなもんなのかな」と思っていたのですが、今回のフューエルフィルターの交換でいくつかの変化点がありました。それは「プレヒート前の燃料抽出が早い」事です。今まではポンピング後にコックをプラス側に回してから燃料が出るまで少し時間があり、いくら回してもじんわりとしか燃料が出ませんでした。感覚的には回して10秒程で燃料がじわりとでる感じ。面倒だなと感じていたのですが、フューエルフィルター変更後は回した瞬間に燃料が出て、多めに回すと燃料が噴き出てきました。これが正常なんですかね(汗。
バーナーの火にも変化がありました。いつもは「ボォーー」と音が一定の感じになるところまで一回転半位まで回せましたが、交換後は0.7回転より回すと「ボボボボ」と息切れしているような感じになります。「ボォーー」という状態では少し火力が弱く見えるので、一回転半回してみると音は「ボボボボ」になりますが、火力は上がってる感じした。これは今後様子見していく感じですかね。
灯油を燃料にしている事も何かと火力には影響してそうですね。まぁプレヒート時の燃料が出やすくなったことはかなりの改善なので「出が弱い」と感じる人はフィルターを金属タイプに変えると良いかもしれません。
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