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今月の本(2010年4月)

4月に読んだ本のご紹介。

近藤 史恵「サクリファイス」
☆☆☆☆☆

ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと。陸上選手から自転車競技に転じた白石誓(ちかう)は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。そしてヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。アシストとしてのプライド、ライバル達との駆け引き。かつての恋人との再会、胸に刻印された死。青春小説とサスペンスが奇跡的な融合を遂げた!大藪春彦賞受賞作。

とにかく面白い!絶対にお勧め!

垣根 涼介 「ヒートアイランド」
☆☆☆

渋谷でファイトパーティーを開き、トップにのし上がったストリートギャング雅。頭のアキとカオルは、仲間が持ち帰った大金を見て驚愕する。それはヤクザが経営する非合法カジノから、裏金強奪のプロフェッショナルの男たちが強奪した金だった。少年達と強奪犯との息詰まる攻防を描いた傑作ミステリー

読み始めは前にはやった都会のギャング(死語)達の物語かなーと思いきや、続編のギャングスター・レッスンの前編としてそれなりに盛り上げてくれます。続編見た後だと、このときの仲間はどこへ…的な疑問がありますが、それはまぁ気にしない方向で。

垣根 涼介 「ギャングスター・レッスン」
☆☆☆

渋谷のチーマー百人を率いたアキは、チーム解散後、海外放浪を経て帰国。犯罪プロフェッショナルへの参加を決意する。そんな彼を、あらゆるクライム・テクニックを習得するための過酷な試練が待ち受けていた。長編ピカレスク・アクション

ピカレスクってなんですか~と考えながら読んでください。たぶん、わかると思います(笑)。垣根涼介の軽快な文章であっという間に読み終わります。車の話も出てくるし面白くお勧め。僕はこちらを先に読んだのですが、ヒートアイランドを先に読む方がこっちを楽しめた気がする。

堂場 瞬一「約束の河」
☆☆☆

法律事務所所長・北見貴秋は、ドラッグ依存症による二ヶ月の入院医療から戻ったその日、幼馴染みの作家・今川が謎の死を告げたことを知る。自殺か、事故か、それとも…。死の真相を探ろうとする北見の前にドラッグによって失われた記憶の壁が立ちはだかる。

普通に面白いけど、なんとなくどこかで読んだ気になってしまう。長編だけど読みやすくてさらっといけるのが良いかも。

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