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今月の本(2009年10月)

読書の秋。小説がこんなに面白いならば、もっと昔から読書していればよかったと後悔しています。
ドラマや映画はよく観るが、小説となると殆ど読みませんでしたから。ここ3ヶ月の間、読書欲が止まりません。ドンとストップまいラブ。では今月の本は以下です。

重松清 「その日のまえに」



気が付いたらかばんに入ってたこの小説(万引きではありませぬ)。嫁に聞いてみると開口一発「はぁ…」とため息混じりに「この間一緒に飲みに行った後に駅前の本屋に寄って、お勧めあるかと聞かれたから薦めたんだけど…」と…全く記憶がありませぬ(汗)。その後も「映画化されてて、君の好きな永作が出てて、スカパーでやってたから、その時「録画する?」って聞いたら「しねぇ」とか言ってたって説明したのに、全く人の話聞いてないのね」と思いっきり攻められた小説です。ハイ。意味分からないですね。

前置きはそれくらいにしてシゲマっさん(僕とA39の間ではこの呼び方)は初めて読みましたが、マジやばいです。泣きます。電車の中やお昼休みにぐずぐずやってたのはこの本のおかげです。内容は特に触れません。覚えてないからではないですよ。その方が読む人にインパクトがあるからです。泣きたいあなた、泣けないあなた、読んでみて下さい。泣けなかったら…まぁ人それぞれです(笑)。

誉田 哲也 「ストロベリーナイト」



先月読んだジウつながりでA39に借りたこの本。最初はスカ××という決して嫌いではない(汗)内容で始まります。A39曰く、「ここを乗り切れるかでこの本の評価が変わる」とのことでしたが、むしろ高評価ですw

ジウでもそうですが、年頃の女性(おいらからすると30前後)が主人公で連続殺人を解決していくという流れですが、今回もどきどきしながら主人公が乱される事を期待しながら読み進めます。徐々に解明される数々の謎。最後の段階で主人公が「も、もしや犯人は…」という台詞とともに僕も気が付きました。まだ読んでない人はどこで犯人を特定できるか考えながら読んでみて下さい。

堂場瞬一「帰郷-刑事・鳴沢了」


またしても警察小説です。堂場さんを読んだのは初めてで、人間味あふれるヒューマンドラマと言うのが率直な感想です。シリーズ物らしく、この本は鳴沢シリーズの真ん中辺りに位置する本です。すんなり過去も理解できる内容ですが、詳細をイメージしたい場合は最初から読んだ方が良いのかもしれません。

鳴沢了の父親である宗治が病気により亡くなり、警視庁で働いている了が葬儀のために実家のある新潟に帰郷し、宗治が唯一解決できなかった事件(葬儀の日が時効となっていた)に巻き込まれていきます。事件は時効となっているので、まともな捜査ができないため、試行錯誤の中で物語りは続きます。クライマックスはその描写もすばらしくイメージが膨らみましたが、これまた主人公と同じタイミングになるまで犯人がだれだかわかりませんでした。

山田 宗樹「嫌われ松子の一生」

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かなり昔にドラマを観たことがあり、内山理名の体当たりの演技に惚れ惚れした記憶しか残っていないけど、面白そうだなと思い古本屋で購入しました。

波乱万丈でありながら一生懸命に生きる松子のお話です。と、簡単に言うとコレがすべてなんですが、そこはドラマ化されるくらいだからストーリーはかなり面白いです。川尻松子の甥である川尻笙(大学生)が生前から存在も知らなかった松子の死を知る事から物語は始まります。この笙の彼女である明日香がまた可愛いくて知的でおじさん惚れち(ry。笙と明日香が松子の人生を調べていくのと同時に松子の思い出が語られ、一生が明らかになっていきます。

いったい松子はどんな人生を歩んだのか、松子は幸せだったのか、そんな事を考えながら読みました。読み終えた感想はどんな人間でも松子に成り得る可能性があるのではないかとおじさんはおセンチメンタルジャーニーになっちゃいました。

頭の中で松子のイメージは内山理名ですが、何か?

宮部 みゆき「レベル7」
☆☆☆☆

Tamaちゃんがお勧めしてくれた「レベル7」。かなり分厚いので小説初心者のおじさんにはきついかなと思っていましたが、面白すぎてさっくりと読み終わりました。会社を定時に上がり、自宅にて読んでる途中で嫁から「今から街に出て来い。飲みに行くぞ。」と強制終了させられた時に、飲み屋で会話していると「お前、目が空洞化(上の空)してんだよ。」と言われ、僕が「レベル7が気になって飲みに集中できないのです。」と言ったくらい面白いです(意味不明)。

男女が都内のマンションで目覚めるが、自分達が何者なのか分からず記憶を失っている事に気が付く。二人の腕に刻まれたLevel7の文字。隣に住んでいた三枝の協力により自分探しを始め、二人は自分達が何者かを知るのだが…
時を同じくしてカウンセラー(悦子)が友達になった女子高生(みさお)が行方不明になり、悦子が単身捜索を開始する。みさおの日記にある「レベル7まで行ったら戻れない?」が気になりつつもみさおの友好関係をしらみつぶしに調査して…と物語は結論へと進みます。

嫁の母親が「宮部みゆき」が好きで全部持っているそうなので今度借りに行こうかと思います。

東野 圭吾「さまよう刃」
☆☆

映画化が話題のこの本。Tamaちゃんから借りて読みました。嫁がこの本を読みたいと言っていたので、東野圭吾は好きじゃないって言ってたのになぜだと思っていたら映画の宣伝がやっていて理由が分かりました。竹之内豊が出てるからでした(汗)。

娘を惨殺された父親が行う復讐劇。犯人が未成年である事から刑罰は軽くなることが予想されるなか、父親は復讐を誓います。日本の法律を守るksg刑事が父親を追い、犯人の少年は逃亡を続けます。日本のksg法律と父親の気持ちを考えると、僕なら「ksg警察に捕まえてもらい、軽い刑罰で出所した後におもーい罰を個人的に与える」という方法を取りますが、そこは主人公の父親がいい人なんでしょう、いろいろな人が絡みつつ衝撃的な結末を迎えます。

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